ピルツジャパンのブログ「月刊 裏ピルツ新聞」

2018年3月23日更新バターコーヒーで空腹感が消えて痩せる

杉原が「食後の眠気撃退法」でご紹介しておりますが、ここ1か月ほど糖質制限を続けている川久保です。米、パン、小麦などの炭水化物を抑え目にし、砂糖(果糖・人工甘味料含む)もほぼ断って、代わりに肉・卵・チーズ・野菜を中心にタンパク質と脂を摂っています。

当初の目的は単純に最近行き詰っていたダイエットなのですが、始めてみると体重減以外にも意外に多くのメリットがありハマり中です。

具体的には、

・花粉症の症状改善:ハクション歴36年、毎年劇症状態の私が、マスクなしでもほとんどクシャミも鼻水も出なくなりました。目もかゆくなりません。

・昼食後の気絶的睡魔撃退:前述の通りです。昼食後に眠くなるのは当たり前、ではないと知りました。

・すぐ満腹:ビュフェレストランに行っても、2皿で満腹になってしまいます。

・胃腸が快調:食べた後、お腹が張る感じってありますよね。胃腸薬を飲みたくなるアレを、いまや感じなくなりました。お通じも快調。

・肌の調子がよい:吹き出物や肌荒れがなくなりました。これで髪も生えてくれば最高♪←未確認。

きっかけは「シリコンバレー式 自分を変える最強の食事」(デイビッド・アスプリー著)を読んだことです。著者のアスプリー氏は体重140kgの自他ともに認める肥満体だったため、ありとあらゆるダイエット法を試したのだが、なかなかうまくいきませんでした。カロリー摂取1800kcal以下にする、低脂肪食、週6日のトレーニング、いずれも効果なし。トライ&エラーの最後にたどり着いたのが「朝食をバター入りコーヒーだけにする」というものでした。前夜の21時までに夕食を終え、朝は草食のみで育った牛のバターとMCT(中鎖脂肪酸)オイルを混ぜたコーヒーだけ。他の食事は昼食まで一切摂りませんが、やってみると不思議とお腹が減りません。そもそも空腹感というのは実際に空腹になっているから感じるのではなく、グレリンという空腹ホルモンが発する信号でしかないので、エネルギー切れとは直接関係がありません。バターコーヒーは空腹ホルモン(グレリン)をOFFにし、満腹ホルモン(レプチン)をONにする効果が高く、たとえば朝食抜きでバターコーヒーだけでも私の場合は昼前11時ごろまで空腹感をまったく感じません。

アスプリー氏は朝食バターコーヒー化によって、毎日0.5kgずつ痩せていき計50kgもの減量に成功しただけでなく、眠気で死にそうだった日中の集中力が劇的に改善。業績も年収も大幅アップを果たしたのです。

注意点はバターと脂の種類。バターはグラスフェッド、つまり通常の穀物ではなく牧草で育った牛のバターである必要があります。脂はMCTオイル、日本語では中鎖脂肪酸という炭素数が少ないもので、脂の分解が速く優先的にエネルギーとして使われるため、体脂肪として蓄積されにくいのが特徴です。いずれも普通のバターや脂と比べてすこしお高めですが、最近はAmazonなどで両者を最初から混合してある「完全無欠コーヒーの素」も販売されています。ファミリーマートではそのものずばり「バターコーヒー」として売られていますので、手軽に始められます。味は少しクリーミーですがとても飲みやすく、「バターでギトギト」な感じは皆無。

ここで気になるのは「カロリーは高いんじゃないの?」という点ですが、確かにカロリーは高いです。ただ、上記の「シリコンバレー・・・」だけでなく糖質制限論では「カロリー=太る」という考え方自体に疑問符をつけています。食品カロリーの計算方法ってご存知ですか?原材料を空気中で燃やした時の熱量と、それを消化した後の排泄物を同様に燃やした時の熱量の差が食品カロリーだそうで、これを原材料・栄養素ごとの分量にかけたものが食品に記載されているわけですが、たった40度足らずしかない人体では空気中のように「燃える」ことはあり得ませんので、全く異なる「燃える」現象を同一視している時点で違和感がぬぐえません。ウシは牧草だけを食べていますが、牧草は7割が水で3割がセルロース。ところがウシの消化管はセルロースを消化も吸収もできませんので、摂取カロリーは永遠にゼロなのです。ではどうやって500㎏を超える巨体を維持しているのかというと、あれは胃腸に「飼って」いる共生微生物(細菌と原生動物)がセルロースを分解して栄養を作ってくれているおかげで、ウシは生きていけます。つまり牧草は自分のために食べているのではなく、共生微生物のための餌をせっせと食べていることになります。つまりこの時点で「経口摂取カロリー=腸管吸収カロリー」は成立しません。もちろん人間の腸管にも500~1000兆という腸内細菌がいて、実は排泄物重量の半分は細菌の死骸です。

ゼロキロカロリー飲料というものが多く出回っていますが、確かにカロリーはゼロであっても糖質は含まれていて、人工甘味料により血糖値は上がります。血糖値が上がればインスリンが分泌され、体脂肪を貯め込むことになりますので、確実に太る方向に働くわけですが、カロリーゼロ=痩せるという「神話」は広く信じられているため、少し高くても買ってもらえる、つまり儲かる話ですから、業界的には口が裂けても本当のことは言えません。

実際、バターコーヒーを含め糖質制限中の私はガンガン脂を摂りまくっていますが、太る気配はなく身体は引き締まる一方です。「常識」に対するささやかな挑戦、いかがでしょう?

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