ピルツジャパンのブログ「月刊 裏ピルツ新聞」

2017年2月16日更新ホワイトデー向けおすすめ和スイーツ

バレンタインデーは女性から男性へチョコを贈る、ことになっている日ですが、そんな珍妙な慣習を作り上げて全国民で盛り上がっているのは世界でも日本だけ、ということで、この書き入れ時を狙ってジャン・ポール・エヴァン、ピエール・マルコリーニ、ピエール・エルメなど、普段は敷居をこれでもかと高くしてお客様を遠ざけているチョコ専門店(ショコラティエなんて意地でも呼ばないぞ)もこの時期だけは門戸を開きまくり、普段は並んでいない「おトクなセット」を大量に用意して女性を待ち構えます。

最近は自分用に買う女性も多いようですが、「自分用ならいつでも買えるのになぜ混んでる今買うの」と思う方は、私と同じく女ゴコロがわかっていない中年オヤジです。彼女たちの引き締まった財布をこじ開けるには常に「言い訳」が必要で、誰もが参加するイベントは絶好の言い訳を提供してくれるのです。クリスマス限定のお得な化粧品セット(コフレなんて呼ばないぞ)も、きっとそうです。(クリスマスだけ奮発した化粧品なんて2月くらいには使い切るから効果なんてわからないだろって?いやいや、化粧品なんて自他ともに気分だけですから←問題発言)

私は甘いものに目がありません。(毛もありませんが。)これまでに雑誌やネットで評判になったお菓子(スイーツなんて呼ばないぞ←もうタイトルで詰んでるぞ)は片っ端から食べてみないと気が済まない私は、ゴディバやダロワイヨなど、値札を二度見するようなお菓子もとりあえずつまみ食いしてみたことがありますが、舌が肥えていないせいかスーパーに並んでいるロッテやブルボンのお菓子と比べても、豪華な箱以外の違いはまったくわかりませんでした。

一方で、1か月後に返礼しなくてはならないという「慣習」は無慈悲に巡ってきます。無神経な私なら全幅の信頼を寄せる明治「たけのこの里」やブルボン「アルフォートきなこ味」などをラッピングして渡すことに何の躊躇もありませんが、大半の方は「法外に高いものでなくても、ちょっとは見栄を張りたい」というご希望を密かにお持ちと拝察します。それでも箱代だけで何倍も払うのはあほらしい・・・という方におすすめの和スイーツをご紹介します。いずれも決して有名ではありませんが、味は確かです。

 

満月「阿闍梨餅」

安政三年創業の京菓子店満月の代表的商品である「阿闍梨餅」を知ったのは5年ほど前です。お菓子自体は粒餡を今川焼のような生地で包んだ古典的な和菓子ですが、生地のもちもち感が他にない柔らかさで、和菓子というよりクレープのような食感です。餡の甘さもかなり抑え目で、お茶はもちろん紅茶や深煎りのコーヒーと合わせても相性抜群。日持ちが短いせいもあり、どうしてもたくさん買って短期間に食べてしまう危険なお菓子です。相手の方の年齢を問わずお喜び頂ける贈り物でもあり、職場のみなさんにお渡しする場合などにおすすめです。通販は今のところしていないようですが、京都だけでなく大阪・名古屋・横浜・札幌・東京でも取扱店舗があります。当社がある横浜の高島屋でお店の方に聞いた話では、「毎日入荷して毎日必ず売り切れます」とのこと。

 

マールブランシュ「お濃茶フォンダンショコラ生茶の菓」

京都北山の洋菓子店が誇る名品。抹茶好き、チョコ好きのどちらも唸らせること請け合いの、抹茶味のフォンダンショコラです。その名の通り、濃厚な抹茶の味なのに舌触りはカヌレのようにクリーミーで、尾を引くまろやかな後味とのバランスは本当に絶妙。チョコレートの場合はカカオの味がとても強いためミルクで調節するしかありませんが、この抹茶フォンダンショコラは抹茶味だけが際立つわけではなくいろんな味が複雑に絡み合うのに、全体としては調和がとれていて、洋菓子でありながら「和」を貴ぶ京都ならではのお菓子だと思います。こちらは阿闍梨餅とは対照的に、店舗は京都にしかありませんが通販で買うことができます。マールブランシュ自体は有名店ですのでご存知のご婦人も多くいらっしゃるでしょうが、「茶の菓」はまだあまり浸透していませんので、「こんなのあったんだ!」という驚きも期待できるところがいいですね。「数があったほうがいい」という方には、ホワイトチョコを濃い目抹茶味のクッキーで挟んだ「お濃茶ラングドシャ茶の菓」がおすすめです。

 

「ホワイトデーなんて俺には関係ないね」という方も、是非ご自分で召し上がってみてください。ちなみに私は32年前、修学旅行で土産に買ってきた生八ッ橋を一人でひと箱全部食べてしまった男です。

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