ピルツジャパンのブログ「月刊 裏ピルツ新聞」

2017年7月19日更新夏といえば、ウールですよ

現行を書いている7月12日(水)時点では、関東地方は梅雨明けしていないにもかかわらず、連日30℃超えの真夏日・・・私(川久保)は、ほぼ毎朝4時に起きて川沿いを10キロほど走り回るのですが、もはや夜明け前の早朝でも全然涼しくなく、家に戻るころには汗びっしょりです。

読者の皆様は、夏といえば綿や麻のシャツが定番という方も多いでしょう。最近は化学繊維も肌触りが自然なものが増えてきて、速乾性やノーアイロンなど機能性も高くなってきました。

しかし、今回ご紹介するのは、ウールのTシャツです。こういうと決まって「夏にウールって、おかしくない?」「ウールって、暖かいものでしょ?」という反応が返ってくるのが楽しくて、いつも得意げに紹介してしまいます。断言しますが、夏こそウールなのです。特に、ニュージーランド産のメリノウールがおススメです。

理由1:ウールは涼しい
意外なことに、ウールは吸水性と速乾性に優れています。真夏のニュージーランドは気温が35度を超えることもありますが、羊たちは平気な顔をしています。化学繊維は速乾性・通気性には優れるのですが、吸水性が乏しいため、大量の汗をかくランニングやテニスなどでは「ペタッと」素肌に貼りついてしまうことがよくあります。一方で、コットンは吸水性は優れており肌触りがいいのですが、ご存知の通り速乾性は悪いため、スポーツウェアではほとんど使われません。ウールは適度に吸水するのにベタつくことがなく、肌触りは常にさらっとしていてとても快適です。

私はランニングの際に、ウールに速乾性を補うため化学繊維を混紡したものを愛用しているのですが、炎天下の猛暑で大量の汗をかいても「ベタつきゼロ」であることに驚いてからは、夏はウール一択になってしまいました。下でご案内するメーカーのメリノウールは、繊維の直径も20ミクロン程度とポリエステルファイバー並みであり、通気性も非常に優れています。また、ウールは温度に応じて繊維の太さが変わる特性を持っていて、昼間は猛暑だったのに夕方は肌寒い、というような気候でも、汗冷えしにくいメリットがあります。

理由2:クサくならない
ウールには天然繊維ならではの抗菌防臭作用が備わっていて、朝から夕方まで着ていて汗をかきっぱなしでも、汗臭さをほとんど感じません。ウール教信者の私は、ランニング時のソックスもウール5本指を使っているのですが、冬でも汗みどろになるフルマラソンを完走しても全然においません。雨天時に履いたこともありますが、肌触りはさらっとしたままで、マメもできず驚きました。

考えてみれば、登山では古くからウールは肌着として定着しています。これは暖かいだけでなく、先述の通り気温の変化に対する適応能力がとても高いためですが、これに加えて防臭効果も高いため、着替えをたくさん持っていけない登山には最適の素材なんですね。

理由3:洗濯機でガンガン洗えます
柔軟剤入りのおしゃれ着用デリケート洗剤はいりません。普通の洗剤で、標準モードで洗えます。乾きやすい上、部屋干しでもクサくなりません。ハンガーも普通のTシャツと同じでOKで、デイリーウェアとして毎日着られます。

理由4:チクチクしない
私もウールってチクチクするものだと思ってましたが、メリノウール着て考えを改めさせられました。全くチクチクしませんし、麻のようなガサガサ感もありません。意外なことに、洗えば洗うほどしんなりしてきて肌触りは柔らかくなります。

いいことづくめのウールシャツですが、難点もあります。

難点1:高い
今、まさに夏のバーゲンシーズンですが、それでも7,000円近くします。そもそもメリノの羊は数が少ないうえ、夏ウール自体が幅広く受け入れられていないので、ロットが小さくなり、どうしても高くなるようです。ユニクロや無印と比べるとかなりお高いのがネックですが、ユニクロTシャツって毎年買ってるような気もしませんか? 確かにお手ごろ感はあるのですが、特にデザインものは「ユニかぶり」が顕著なのがネックです。それと比べて、ウールTシャツはまず誰ともかぶりませんし、ひと夏着てもニオイが付きませんので、長く快適に着られるメリットがあります。

ちなみに、肌触りと吸水性、生地のヌメ感ではシーアイランドコットン(海島綿)で編まれたニットシャツが最高ですが、値段も3万円超と少々ブッ飛んでいて簡単には手が出ません。また、物凄くデリケートなのでハンガーにはかけられませんし、脱ぐときには細心の注意が必要です(私は免税店にて格安で買ってきた海島綿のポロシャツを勢いよく脱いで、びりびりに破った経験があります。)

難点2:虫食い
これはいかんともしがたいです。やはり天然繊維なので、ムシさまも好んで寄ってこられます。衣替え時期になったら、防虫剤などで防護をする必要があります。

難点3:デザインが山っぽい
登山用が多いせいか、どうも「私、山登ります」的なデザインが多いような気がします。もっとハッキリいうと「ダサい」ものが目立つんですね。ただ、最近はかなりオシャレなデザインのものが増えてきて、普段着としてもかっこよく着られるものもたくさんあります。おススメはicebreaker(アイスブレーカー)とSN Supernatural(エスエヌ スーパーナチュラル)の二つ。後者はヨガウェアなども展開していて、ウールアパレルの常識をいい意味で覆しました。私もランニングで日々愛用しています。

下記のブランドも、夏に着られるウールアパレルを揃えています。
– スマートウール
– アイベックス
– モンベル

ボーナスに余裕のある?読者の方は、ぜひ功罪両面をご検討の上、ウールで快適な夏を過ごしてください♪

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