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2018年1月24日更新Apple Watch、もはや時計とは呼べない異次元の道具

昨年の11月から使い始めたApple Watch Series3。正直に申し上げます、もう普通の時計には戻れなくなってしまいました。完全に中毒です。

「いやいや、iPhoneが時計になったようなもんでしょ?何がそんなにいいの?」

おっしゃる通りです。私もそう考えていたのですから。ところが、買ってみたら予想は一瞬で裏切られました。

一体何ができるのか?あまりに多機能で全てをご紹介するのは無理なので、一部をご紹介します。

※私が使っているのはGPS+CellularというSIMカード内臓タイプで、iPhoneなしでも通信できるタイプですが、iPhoneと組み合わせて使うことで下記機能が実現できます。

– iPhoneの通知が手元でわかる:iPhoneを取り出さなくても電話着信、メールやTwitter、LINE、FacebookなどiPhone上での通知が見られる。iPhoneが手元にないとき、たとえばApple Watchだけで外出した際にもiPhoneの通知が飛んできて、簡単な返信もできる。(文字入力は不可。)バイブ内臓ですので、走っていてもすぐわかります。

アプリに応じた通知が表示されます。(スクリーンショットです。)

– 交通系ICカード搭載:SuicaやPasmoなどでキャッシュレス決済。チャージもできる。Apple Payに対応したクレジットカードもQuick Payなどとして登録可能。

ペアリングしたiPhoneからSuicaを登録でき、チャージはWatch単体で可能。

– 電話(通話)可能:マイク&スピーカーがあり、単体で通話できる。

– iTunesの音楽が聴ける:携帯電話のデータ通信を使ったストリーミングでiTunesのライブラリ(Apple Music含む)を聴くことができる。

– iPhoneミュージックのリモコン:iPhoneの音楽再生コントロール(局名表示、再生/停止、音量、スキップ/頭出しなど)が手元で行える。(カバンやポケットから出すのは、意外に面倒ですよね。)

iPhoneミュージックの制御が可能。音量はダイヤルで調整できます。

– iPhoneカメラのリモコン:離れたところに置いたiPhoneのカメラを起動・撮影することができる。たとえばスタンドで立てたiPhoneを離れたところから操作できる。

Apple Watchを操作する絵にならないよう、セルフタイマーもついてます

– 心拍数計測:光学式センサーを内蔵、心拍数(近似値)を計測できる。

– 行動量計測:動きを観察し、立ち上がる、歩く、走るなどから行動量を計測&記録。

– GPS計測:移動速度がわかる。

– 防水仕様:厳密には「耐水」というレベルですが、少なくとも雨やプールでの水泳は全く問題ありません。(ついでに、他製品の10気圧防水というのも厳密には生活用防水です。)

– iPhoneを探せる:探すと言っても「あれ?どこへ置いたかな?カバンの中かな?」というレベルですが、Apple Watchを操作してiPhoneのアラームを「鳴らす」ことができます。

黄色い丸で囲ったボタンを押すと、iPhoneを鳴らします。

日常生活においては、とにかくiPhoneを取り出す頻度が劇的に減りました。近くのコンビニにちょっと買い物に行くだけなら、財布もiPhoneも要りません。

私の場合は、ランニング時の持ち物をできるだけ少なくしたい、というのが最初の動機でした。私はほぼ毎朝4時に起きてランニングに出かけるのですが、その際にランニングアプリや音楽プレーヤーとして大きなiPhoneを必ず持っていくのがとても億劫でした。iPhoneが防水になる前は、雨や汗に備えて防水ケースに入れなくてはなりませんでしたし、ヘッドホンのケーブルも邪魔でした。(「アプリも音楽も走るのに関係ないだろ。腕時計ひとつで走ればいいだろ」といわれれば返す言葉はありません。所詮私はその程度のへっぽこランナーなので、音楽も情報もいいね!もなく走り続けられる境地には程遠いです。)

果たして、Apple Watchにしてからは板チョコ大のiPhoneから完全に解放されました。Bluetoothにも対応しているので、Bluetoothヘッドホンにすればケーブルもゼロ。Suica内臓ですので、喉が渇いて途中のコンビニで飲み物を買うときも小銭はいりません。持ち歩くものは、もはや家の鍵とハンカチくらいです。(私は走ると常に鼻水が止まりません。)

使い始める前の懸念点は次のようなものでした。

– そもそもあんな小さな画面を指で押せるのか?→押せます。通常の指サイズなら、iPhoneと同じ感覚で押してもまず押し間違いは起こりません。

– 画面の明るさは日なたでも十分か?→Apple Watchは画素が自発光する有機ELディスプレイで、あらゆる液晶画面より明るく視野角も広く視認性抜群です。

– 電池はもつのか?→朝GPSトラッキングを使って10キロ程度走り、そのまま会社へ行き、夜まで使っても半分以上残ります。

もちろん、ワールドタイム、ストップウォッチ、タイマー(カップめんのためにスマホ出すのは面倒)、アラームなど、時計としての機能は全て押さえています。

予想していなかったメリットとして、模様替えが簡単に行えることがあります。画面のデザインはアナログ、デジタル両方で20以上あり、気分や用途で変えることができます。色も文字盤や針など細かく変更できます。

NIKEバージョンのみの壁紙

もちろんあのネズミも

また、バンドが多種多様に用意されており、付け替えも工具なしで簡単に行えます。たとえば、ランニングやスポーツ時には樹脂タイプがベストですが、ちょっとフォーマルなスタイルにしたい場合はメタルのブレスレットに替えるなど。純正品にはなんとエルメスのレザーバンドも用意されていますが、時計より高いお値段にとても手が出ません。

もちろん難点もあります。GPSの精度は、先行する他メーカー(GarminやSuunto、Epsonなど)と比べると数段落ちますので、高い木に囲まれた山道など衛星電波受信が厳しくなるアウトドア環境では衛星をしばしば見失い、使い物になりません。物理ボタンが二つしかないので、冬場はiPhone同様にスマホ対応の手袋は必須です。常時点灯ではないので、画面を見るには腕を動かす(画面を自分に向ける)動作が必要なのですが、動かしても反応しない時があります。(その時は指で軽く叩けば点灯します。)そして、iPhoneとのペアに特化したシステムなので、Androidなど他のスマートフォンとの組み合わせになるとメリットは大きく減ります。(通知やApple Payなどの使用は可能。)

とはいっても、デメリットを補って余りあるメリットがあるApple Watch。もはや時計を超えた情報端末です。

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