ピルツジャパンのブログ「裏ピルツ新聞」

2021年6月15日更新CETサービス部からのお知らせ 第3回

ご無沙汰しております。前回から少々日が開いてしまいましたが、関西支店の綛谷が第3回目のCETサービス部からのお知らせをお届けします。

当社も在宅中心の勤務体制が続いていますが、CETサービス部の業務に関するコミュニケーションは比較的に円滑に行うことができています。私自身も外国のお客様を含めた会議に参加することもありますが、皆がオンライン形式の会議やツールに慣れてきたせいか、新型コロナ感染症流行以前よりも会議の質が良くなったという印象です。

場所を選ばず気軽に会議が開催できるのも効率アップにつながっていますね。背景にぼかしや画像を使えば、自宅で何か変なものが映り込んでしまう心配もありませんし、テクノロジーの進化に感謝です。あえて映して突っ込んでもらって雑談のネタにというテクニックも可能ですが・・。

さて私事で恐縮ですが、最近自宅のスマートホーム化プロジェクトを進めております。Google Home mini という、いわば「賢いマイク付きスピーカー」や、Raspberry Pi という「超小型パソコン」、その他スマートリモコンと呼ばれる機器などを使って、自宅での生活を楽にしようというプロジェクトです。ちなみにGoogle Homeに関しては、娘が「オーケー、グルグル」という呪文を唱えても反応してくれるくらい賢いです。

私はITについては専門外なのですが、テクノロジーを活用したり、インターネットから集めた先人たちの知識を集めることで、素人でもシステム構築が可能です。具体的には声だけで家電を操作したり、Google Home から決まった時間に音声メッセージを流すことが可能になりました。特に、「OK google おはよう」だけで電気やテレビなどをつけるルーティーンの機能や、子どもたちに薬を飲ますリマインダのメッセージなどは重宝しています。

その他は、「声だけでリビングルームの写真を撮影して、SNSのグループに投稿する」というシステムも構築してみました。以下ご覧ください。

写真1. Raspberry Pi と専用カメラモジュール

写真2. Google Home mini

動画: 声で写真撮影・投稿するスマートホームシステム

 

残念ながら、2歳の息子たちは、Google Homeやテレビの方向にポーズをとるのでいつもお尻しか写っていません。今後インジケータライトやホーンなど(※機械安全における使用上の情報ですね)、を利用して周知するシステムを計画して、より良い写真が撮れるようにしたいと思います。

みなさまもおうちのスマートホーム化はいかがでしょうか?ご興味のある方や同じ趣味をお持ちの方でもっと良いアイデアがあるよという方はご連絡をいただければ幸いです。

 

さて本題の当社のサービスに関してのご紹介です。今回は当社のトレーニングについて簡単にご紹介したいと思います。最近はオンラインセミナーのご参加者様などを中心にお問合せも増えています。

当社のトレーニングは、講義形式で機械安全についての知識をお伝えするといったサービスになります。基本的には「セミナー」と解釈いただければと思います。もちろん一方向の講義だけではなく、お客様自身でワークショップ(演習)に取り組んでいただいたり、ざっくばらんにご質問いただくことで双方向のトレーニングが可能です。

以下、当社のトレーニングコースの一覧となります。

ピルツのトレーニング

 

主なトレーニングコースを3つをご紹介します。

Fundamentals of Machinery Safety (機械安全の中級トレーニング)

合計2日間のコースになります。始めの2時間で導入レベルの内容を簡単におさらいした後、下記の内容を順に実施します。それぞれ1.5時間-2時間の内容です。

  • CEマーキングと機械指令
  • リスクアセスメント
  • 電気安全 (IEC 60204-1)
  • LOTOによる危険なエネルギーのコントロール
  • ロボット安全とロボットシステム
  • 制御システムの安全関連部 (ISO 13849-1関連)

機械安全の概要は理解しているが、少し掘り下げて全体的な理解を深めたいというお客様におすすめです。

Risk Assessment Workshop (リスクアセスメントワークショップ)

国際規格ISO 12100:2010に基づいたリスクアセスメントの理論・方法論に加えて、演習を数題行うことにより、機械のリスクアセスメントを実施する能力を向上するための1日コースです。人の主観に依存したリスクアセスメントではなく、定量的なリスクアセスメント手法を学び、実践するのが特徴です。CEマーキング対応などで、国際規格に従った機械のリスクアセスメントの実施が必要になった、また社内のリスクアセスメント基準を国際規格に照らし合わせてブラッシュアップしたいお客様などにおすすめです。

Safety Design inc. ISO 13849 (ISO 13849に基づいた安全設計)

機械安全における制御システムの設計方策の位置づけに始まり、安全機能やパフォーマンスレベルを定義から学習して、後半にパフォーマンスレベルの計算方法などを学ぶ1日コースです。制御システムへ本質安全設計の実施が必要な制御設計担当者の方や、リスクアセスメント実施の際にパフォーマンスレベルの計算が必要になった評価担当者の方などにおすすめです。

上記以外にも、、当社の製品やパフォーマンス計算ツール(PAScal)などのソフトウェアの使い方のトレーニングや、お客様の社内の規格に沿ってトレーニング内容をアレンジするなどの対応も可能です。Microsoft Teamsを利用したオンライン形式のセミナーの実施も可能ですので、ぜひともご検討くださいますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。

 

これからジメジメして快適に過ごしにくい日が続くようですが、よい夏を迎えられますようみなさまもご健康に留意してお過ごしください。今回はこれで失礼します。

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