2022年6月15日更新技術サポート部長谷~バイクのツーリングラリーに魅せられる日々~
今回はピルツジャパン入社9年目を迎える技術サポート部のベテラン社員、長谷邦啓(はせ くにひろ)を紹介します。ピルツ製品のデモ機の製作や、使う人の立場に立ったお客様への製品紹介などで評判の高い長谷ですが、オフの過ごし方をご存じでしょうか?安全を売るピルツ社員としては珍しく(関係ないですが)、スリル満点、ヒヤリハットも珍しくないモータースポーツです。3年ほど前から、しばらく中断していたバイクのツーリングラリーを再開しました。
ツーリングラリーをご存じない方もいらっしゃると思うので、簡単に説明します。決められた経路に従って、バイクで走行し、目的地を目指します。経路はコマ図と呼ばれる簡易的な地図の指示に従います。コマ図とは、以下のようなもので、スタート地点からの距離(太文字の数字)、前回の通過ポイントからの距離(右下の□内の数字)、交差点などの目印などが書かれています。決してGoogle Mapのような詳細な地図ではないので、もちろん経験の少ないライダーは道を間違える人もいます。経路を間違えず、通過ポイントをすべて制限時間内にクリアしたライダーのみが競技を制覇できます。
長谷がツーリングラリーに惹きつけられたのは、1993年のロシアンラリーに参加したことがきっかけでした。5日間のイベントにエントリーし、新潟からウラジオストクまでフェリーで移動後、1500キロの距離を走行しました。日本国内に比べ、舗装された道路も少なく、ガタガタの道を走行しました。景色もよいのですが、それ以上に、普通では入れないような所に入って走行するスリルや満足感が最高です。
3年前からツーリングラリーを再開し、今では月1回のペースでイベントに参加しています。スポーツの中でも危険度が高そうなモータースポーツですが、やはり骨折したり、靭帯を痛めたことがあるそうです。しかし、山の中や川も渡るオフロード走行の爽快感は、他では味わい難いものです。走行中は食事も取らず、イオン飲料のみでひたすら走り続けることもあるそうです。写真を見ていただければ、ラリーの魅力をご理解いただけるかもしれません。
BMW Motorrad Japan ヒルクライムコンテスト動画
さて、長谷のオフの活動についてはご理解いただけたかと思いますが、ピルツジャパンに入社したきっかけは何だったのでしょうか。前職では幅広い機器の制御設計業務を担当し、扱った製品は液晶ディスプレイから火葬場の制御までさまざまでした。入社前から自分がかかわった装置で人が怪我をしないよう配慮して、設計やプログラムすることに気を付けていました。安全機器というジャンルは当時全く知らなかったものの、装置の安全には元々興味がありました。
現在の業務では、前職での経験が大変役立っています。色々な機械を見てきて、どこに危険があるかわかっているからです。危険源をよく知る長谷に安全対策を任せれば安心ですね。安全対策についてお困りのことがありましたら、長谷にぜひご相談ください。もしお近くでツーリングイベントが開催されれば、バイクで馳せ(長谷?)参ずるかもしれません(笑)。ご相談、お待ちしております。
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