ピルツジャパンのブログ「裏ピルツ新聞」

2019年1月22日更新ただいま、育児・家事に奮闘中!CETサービス部綛谷(かせたに)

 1月1日よりCETサービス部に若手社員が入社しました。(と言っても30代ですが…)関西支店でサービス、トレーニングを担当する綛谷高広(かせたに たかひろ)です。同年代の社員と比べて落ち着きのある風貌や言動。初対面で多くのピルツ社員はそんな印象を持ちました。その理由は、インタビューを進めるうちに解き明かされました。

 中学の時から野球を始め、高校時代は転部したものの、大学でまた野球に復帰。中学時代はセカンドでしたが、大学になってから、高校時代、弓道をやっていたため肩関節が柔らかかったという理由でピッチャーを勧められ、言われるがままに転向しました。大学時代、甲子園のマウンドで投げたこともある実力の持ち主で、正真正銘の体育会系です。

 さらに、社会人になってからはトライアスロンにも挑戦。前職で最初は寮生活だったため、5時ごろに帰宅して時間があったので仲間と一緒に始めたものの、気が付いたら自分だけになっていたそうです。ありがちですね。その後、アメリカに赴任後も、継続し、朝プールで泳いで、帰宅後走ったり、ときどき会社の同僚と自転車で走ったりする生活をしていたようです。国内では石川や愛知、アメリカではオーガスタの大会にも参加経験があります。

全日本鉄人レース

 ここまで読まれた読者のみなさんは、よくあるスポーツ男子を想像されるかもしれません。しかし、カセタニはちょっと違います。女性の視点から言うと、非常に進歩的な感覚の持ち主で、育児や家事に積極的に関わることを望み、理想のワークライフバランスを実現することを目指しています。

 2015年にアメリカで奥さんが第一子を出産されたときの類まれな経験を紹介しましょう。現地に赴任してすでに数年が過ぎていたので、日常会話には事欠きませんでしたが、さすがに出産となると、医師や看護師からの指示を完全に理解できるか不安だったため、現地で通訳を依頼しました。しかし、予定より出産が早まり、通訳が到着するまで、急遽本人が通訳を務めることになりました。現地の出産は、カセタニ曰く「参加型」だそうで、分娩室に居合わせた家族も出産に協力させられます。カセタニの場合、医師から奥さんの左足を持つように言われたそうです!そして、無事元気な女の子が誕生。通訳は結局出産後まで現れなかったそうで、医療関係者と奥さんとの意思疎通はすべてカセタニの通訳で、滞りなく行われました。

 そして、帰国後、2018年に双子の男の子が誕生しました。ここから三児のパパとなった綛谷の家事・育児の奮闘が始まります。Cookpadで料理を始め、子供と遊んだり、双子の世話をして、奥さんの負担を減らし、家族を支える毎日です。親の助けを借りると言う選択肢も考えましたが、自分が関わりたかったので、仕事と家庭を両立できる職場への転職を考えたそうです。

 そんなこんなで、2018年は確実に生活力がアップしました。最初は慣れない家事や育児に戸惑いましたが、今では料理のレパートリーも増え、奥さんが体調を崩したとき、お粥をさっと作って「できるようになった」と認められるまでになりました。チャプチェや豆苗と春雨のサラダなどのお料理も奥さんからなかなか好評だったそうです。1年で奥さんに家事を認められるまでになるとは、さすがスポーツで磨いた根性がありますね。最終目標は、奥さんと二人で働きながら家事・育児を分担すること。奥さんは現在、保育士の資格取得のための勉強中だそうです。

男の手料理

 ピルツに入社した理由は、ワークライフバランスの実現もありますが、本人のやりたい仕事ができそうな環境が整えられていたからだそうです。大きい組織でマネージメントするのも魅力的です。しかし、それよりも、機械安全の法規やリスクアセスメントの実務を覚えて、その道のプロになりたいと言う思いがあります。プロとしてレベルの高い仕事をして、災害で命を落とす人を減らすことに貢献したいのです。

 スポーツも家事や育児も、行動力と強い意志で、メキメキレベルアップしていくカセタニですから、仕事もきっと本人の目指すレベル到達を目指して奮起することでしょう。期待の新人カセタニをどうぞよろしくお願いします。

 

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