ピルツジャパンのブログ「月刊 裏ピルツ新聞」

2016年8月17日更新第1回  CETサービスエンジニア 中川 【前編】

今回から始まりました新コーナー「情熱(ピー)大陸」。ピルツジャパンが誇る「ピルツのスター☆」にスポットを当てて、その人となりを浮き彫り(丸裸?)にしてしまおうというものです。 会社の歴史や実績も大切ですが、最も尊い宝は、なんといっても「人」。人材、いや、人財あっての会社なのですから!

ということで、第一回目のゲストに迎えたのは、機械安全のスペシャリスト、CETサービスエンジニアの中川です。聞き手は「楽しくわかる安全知識」の主人公 Pちゃんが担当いたします。

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◆「CET」という仕事 〜誰の安全を守るのか?〜

 

_まずは「CET」とはどんなお仕事なのか?というところから、聞かせてください。

中川「CETは、コンサルティング・エンジニアリング・トレーニングの頭文字をとったもので、一言でいうと、安全についての技術指導や社員さんのトレーニングまで幅広く行なうコンサルタントです。安全にはいろんな安全があるんですが、私が担当しているのは「機械安全」です」


_機械を安全に使うための指導をされるということですか?

中川「安全に使うことはもちろんですが、もっと幅が広くてですね。一言で言うと、『オペレーターが安全に機械を使うためのコンサルテーションを行なっている』のですが、こう言うと、“オペレータって誰?”って思いますよね?


_はい(笑)

中川「一般的に使われているオペレーター(operator)は、電話の相談窓口のお姉さんだったり、クレーンを運転したり、機械のボタンを押したりする人といったイメージだと思うんですけど、機械安全の場合、もうちょっと幅が広くて、機械が生まれてから廃棄されるまで、そのライフサイクルすべてに関わる人をオペレーターと定義しているんです」

中川「機械を作る人もオペレーター、完成した機械をトラックに積み込む人もオペレーター、その荷物が荷崩れしないかどうか、チェックする人もオペレーターだし、機械を据付けたり、メンテナンスを行なう人もオペレーター、そして、機械が役目を終えて廃棄処分になった時、それを分解する人もオペレーターです」


_わー、すごいいっぱい! そうなると、ものすごい数のオペレーターがいることになりますよね。

中川「はい。機械が生まれてから死ぬまでですから、様々な場面で関わってくる人はたくさんいますよね。人間のライフサイクルと同じです」

中川「その大勢の人たちの安全をどう確保して行くか、お客様と一緒に考え、実行していくのが、私の仕事なんです」


_ふ、深い・・・。いきなりイメージを遥かに超えています。

中川「機械指令には、オペーレーターとはなんぞやが定義されていて、ザックリ言うと、欧州の考え方であり、法律があるんですね」

 

_機械といっても、いろんな機械がありますよね。大きさも違うし、用途も違う。関わる人数だって違いますよね?

中川「ええ、仰る通りです。扇風機や掃除機といった家電も機械ですし、自動車も機械、ものすごく大きなタンカーも機械です。機械の大きさや関わる人数が何人いるのかというよりは、機械にはライフサイクルがある。そしてそれに関わる人がいる。ということがポイントなんです。決して、旋盤をぎゅぃ〜んと回している人だけがオペレーターではないよ、と」


_なるほど。なかなかそこまで理解している人は少ないのでは?

中川「もうひとつ、機械安全の特殊なところは、“買う人と使う人が違う”ということがあります。我々ピルツの製品を買う人は機械メーカーさんになりますが、その機械を使う人エンドユーザーさんは、機械メーカーの方ではなく、別の人です。パソコンだって、自動車だって同じなんですけど、実際に使っているのは、私たち一般人ですよね」

中川「私たちが一番守りたいのは、そのエンドユーザーさんの安全なんです。現場で働く人たちは、なんとかしないと仕事ができなくなりますから」


_では、中川さんは、エンドユーザーさんの現場に行って、安全のためのコンサルをしているんですか?

中川「はい。そうです。お客様からのご依頼を受けて、現場にガチで入ります」


_その場合、お客様が扱う機械には、ピルツ製品が入っているんですよね?

中川「いいえ。そうとは限りません。もちろん弊社製品を使ってくれているユーザーさんもいらっしゃいますが、弊社製品のあるなしは、関係ないんです」

中川「なぜなら、私たちの仕事は商品を売ることではないからです。しいて商品といえば、自分自身というか…、私が提供する役務です。要するにサービス業なんです」


_だから「CETサービスエンジニア」と「サービス」という言葉が入っているわけですね。

中川「その通り!(笑)」

 

中川は現場経験も豊富で、そのときの経験と知識が、現在の機械安全のコンサルティングに大いに役立っているとのことなのですが…。次回は、そんな中川の「過去」に迫りつつ、現場で学んだことについて、熱く語ってもらいましょう! どうぞ、お楽しみに!

 

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