ピルツジャパンのブログ「月刊 裏ピルツ新聞」

2018年3月23日更新製造業のはさまれ・巻き込まれ事故って減っているんですか?

近年、製造業における休業事故は全体としては減っていますが、はさまれ・巻き込まれ事故は現在も横ばい状態です(厚生労働省、職場のあんぜんサイト参照)。少し前のデータになりますが、平成26年度に製造業全体で180件の死亡事故が発生しています。その1/3以上を占める64件が主に回転体によるはさまれ、巻き込まれが原因です。

製造業におけるはさまれ・巻き込まれによる死亡事故の推移(平成17年~26年)

2月のSNJ総会では、古澤先生がオフィス環境での巻き込まれ事故のわかりやすい事例を紹介してくれました。オフィスの必需品である、書類をせん断するシュレッダーに髪の毛や衣服が巻き込まれる例です。裏ピルツ編集部の岩永も杉原も髪が長いので、他人事ではありません。非常停止装置(停止ボタン)を帰社後早速確認しました。

シュレッダーに髪の毛が巻き込まれるのは女子にとっては大惨事ですが、生命まで奪われる訳ではありません。しかし、製造現場では、6日に一回ははさまれ、巻き込まれによる死亡事故が発生しているのです!

事故は一体どんなところで、どんな状況で発生しているのでしょうか?先述の平成26年の事故データによると、紙加工品製造業、金属製品製造業、食料品製造業、木材・木製品製造業など、ベルトコンベヤーや粉砕機、帯のこ盤などを扱う、巻き込まれたらいかにも危険そうな場所で事故が発生しています。通常の作業でも発生していますが、清掃や修理などの非定常作業でも多発しているようです。

今年はこの「はさまれ・巻き込まれ事故」にスポットライトを当てて、編集部が10回シリーズでいつもの素人目線の記事を書いてみよう!ということになりました。今回は事故の現状についてお話させていただきましたが、次回は具体的な事故事例を紹介させていただきます。その後、関連する法令や事故を防ぐためのアプリケーションなど、「はさまれ・巻き込まれ事故」をあらゆる角度から見て行きたいと思います。業界に詳しい読者のみなさまから、「そこは違うでしょ。まったくわかってない!」と言うお叱りがあるかもしれません。そんな時はぜひ、編集部までプロの情報をお送りください。お待ちしておりまーす。

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