ピルツジャパンのブログ「裏ピルツ新聞」

2022年6月15日更新ギタースタンド

どうも、アラフィフおやじです。

 

今日は「ギタースタンド」に関するお話です。

 

 以前こちらのコラムでも触れましたが、ギターは湿度や温度などの影響を受けやすい非常にデリケートな楽器です。過去アラフィフおやじはギターをケースに入れた状態で押入れの中に入れっぱなしにしていたところ、湿気でギターの金属部分を錆びさせてしまった経験があります。そのため、ある時からすべてのギターをケースから出して「むき出し」で置いておくことに決めました。当然のことながら、ギターに何かがぶつかったり、直射日光が当たったりする事を避けるため色々と気を使ってやる必要はあるのですが、最近ではこの保管方法が実は一番いいのではないかと思っています。人間が快適と思える環境であれば、一緒に過ごすギターにとっても快適なのではないかと。

 ギターをむき出しで置いておく場合、方法として最もポピュラーなのが「ギタースタンド」を使用することです。アラフィフおやじも色々な種類のギタースタンドを使っているので、今回のコラムではその辺について触れたいと思います。

  アラフィフおやじは現在10本のギターを持っていますが、むき出しでギターを保管することに決めた頃は、まだエレキギター2本、アコースティックギター2本の計4本しか持っていませんでした。なので、この4本をなるべく省スペースで保管することを考えて何件か楽器屋を物色したところ…ある楽器屋さんで「WARWICK」というブランドの「ロックスタンド」(図1)という商品が目に留まりました。シンプルなデザインでコンパクトに折り畳むこともでき、値段も手頃、ということで一発で気に入ってしまい、その場で購入してしまいました。エレキギターのように薄いボディのギターであれば7本まで、アコギであれば少し間を開けて5本ぐらいまでなら置くことができる優れモノです。

図1. WARWICKのギタースタンド

  しかし…その後ギターの本数がどんどん増えていくにつれ、このスタンドだけでは収まらなくなくなってきたので、ギターが増えるのに合わせてギタースタンドも追加で購入する、という事を繰り返していました。追加で最初に買ったのは、ギターのお尻の部分とネックの部分をサポートするスタイルの「ULTIMATE」のギタースタンド(図2)です。ULTIMATEはスピーカースタンドや、キーボード用のスタンドなどを専門にしている米国のメーカーですが、ジャズギタリストの渡辺香津美さんがライブで使用しているのを見て「カッコいいな」と思って買ってしまいました。ミーハーですね…。

図2. ULTIMATEのギタースタンド①

  ちなみに、その後またギターが増えた時、同じスタンドを買おうと思ったのですが、すでにこのモデルは廃止になっているということで手に入れることはできませんでした。そこで、代わりに同じULTIMATEで、ネックをホールドして宙づりにするスタイルのスタンド(図3)を購入することにしました。ギターのお尻とネックの部分で支えるタイプのスタンドよりも安定感が高く、小さく折り畳むことができるので非常に重宝しています。

図3. ULTIMATEのギタースタンド②

  その後、結構ライブハウスやレストランなどでライブをする機会も増えてきて、ライブにギタースタンドを持参するような場面も多くなってきていました。ULTIMATEのギタースタンドもいいのですが、ギターを2本担いでさらに機材とギタースタンドをもって電車で移動することを考えると、ギタースタンドは極力小さい方がいい、ということで、2つほど追加で小型のギタースタンド(「PLAYTECH」 と「Cooperstand」というブランドのもの)を購入しました(図4、図5)。これらは折り畳むとリュックの中にも入るぐらいの大きさになるのでライブの時などは大変重宝しています。いずれのスタンドも、ギターのお尻の部分と背面の部分だけで支える仕組みとなっているため、ULTIMATEのスタンドと比べると安定感という意味では劣るものの、小さくて軽いので気に入っています。

図4. PLAYTECHのギタースタンド

図5. Cooperstandのギタースタンド

  ちなみにギターを持っている人であれば、一度は「楽器屋さんのように壁にギターを吊るしてみたい」という衝動に駆られるのではないかと思いますが、アラフィフおやじも御多分にもれず一つだけこのタイプのスタンドを持っています。通常、このタイプは壁にネジで固定するため、アラフィフおやじの家のように壁が石膏ボードだと設置するのは難しいのですが、最近は石膏ボードの壁にも対応している「RENO」という商品(図6)が出ているのでそちらを購入しました。細くて長い細い釘を6本使ってしっかりと壁に固定でき、外す時も残った釘の穴が目立たない、という優れものです。約6㎏までの荷重に耐えるらしいのですが、ほとんどのギターは2~4㎏程度なので全く問題はありません。

図6. RENOのギタースタンド

  ギターをむき出しにして置いておくようになってから、アラフィフおやじがギターを弾く機会は以前よりも明らかに増えたと思います。いちいちケースから出し入れしなくてもよいという事は、ギターに触れる心理的なハードルを下げる効果があると思いますし、普段からギターを触る事によって音色的にも良い効果をもたらしそうですし…一石二鳥ですね(ギターを日々眺めることで精神衛生上も良い効果をもたらしそうなので一石三鳥?)。

 

  皆さんの家にも、ケースに入ったままの眠っているギターはないでしょうか?せっかくなのでケースから出して、インテリアとして壁にぶら下げ、日々眺めると良いのではないでしょうか。

  それをきっかけに、ギター熱が再燃することをお祈りしております。

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