ピルツジャパンのブログ「裏ピルツ新聞」

2023年9月20日更新イヤホン

どうも、アラフィフおやじです。

 

  今回は、いまや日常生活に欠かせないガジェットの一つである「イヤホン(ヘッドホン等含む)」に関する話題です。

 

  イヤホンの市場がこれだけ広がってきたのはいつ頃からでしょうか。今や家電量販店に行くと、とんでもない種類のイヤホンが売られています。アラフィフおやじの世代が若い頃は、イヤホンはどちらかというと「サブ」的な位置づけで、スピーカーで音楽を聴くのがメインであったように思います。なので、そこまで音質にこだわることも無かったと思うのですが…近年ではスマホを使ってイヤホンで音楽を聴く、というスタイルがむしろ「メイン」の位置付けとなりつつあり、家電量販店のオーディオ関係のフロアでは音にこだわる人のために高額・高機能なイヤホンのラインナップが目白押し、という状況になっています。

  アラフィフおやじは、いまだに「スピーカーに対峙してじっくりと音楽を聴く」ことを楽しみの一つとしている古いタイプの人間であるため、正直イヤホンに対してそこまでこだわりがなく、Amazon等で「安くて音質もいい」とうたわれているような製品の中から適当に「ポチッ」としたものを使っていました。ただ、アラフィフおやじは生活のいろんなシーンで同じイヤホンを使うのではなく、シーンごとに最適なイヤホンを使い分けたい、というこだわりがあるため、結果的に所有するイヤホンの数が増えてしまいまいした。今回は、それらのイヤホンの購入経緯や使用してみた感想等について述べたいと思います。

  イヤホンと言えば真っ先に思い浮かぶのが、iPhoneに付属している例の白いイヤホンかと思います。一時は猫も杓子も…という感じで、白いイヤホンをしている人が町中にあふれているような状況でした。アラフィフおやじもご多分に漏れずこの(有線式の)イヤホンを長い事つかっていました(図1)。

図1. iPhone付属の白いイヤホン

  その後、ワイヤレス(Bluetooth対応等)のヘッドホンが徐々に増え始め、左右セパレート型の無線式イヤホンの価格もこなれてきた頃、アラフィフおやじもこの無線式イヤホンに手を出しました。「JPRiDE」というブランドの「T-520」というモデルです(図2)。確かamazonで5000円しなかったように記憶していますが、音質もそこそこ良く、軽くて耳にもフィットするので、今でも通勤時などによく使っています。ワイヤレスは満員電車でも他の人にコードが絡んでしまう、などというトラブルが無いのでいいですね。

図2. JPRiDE T-520

  このワイヤレスイヤホン、自宅でテレワークをする際のオンライン会議等でも使っていたのですが…耳の中に長時間何かが入ったままというのも意外とストレスですよね。なので、テレワーク用に耳を覆うタイプのワイヤレスヘッドホン(SONY WH-CH510)を購入することしました(図3)。

図3. SONY WH-CH510

  このヘッドホン、イヤーパッドも小さめで軽めなので耳へのストレスも少ないのですが、さすがに夏などに延々とオンライン会議が続くと耳も汗をかいてくるし…ということで、耳に対して全くストレスのないタイプの肩に載せるタイプのヘッドホンの「Ibesta」というブランドの「B2-EBS-908」という無線式のネックスピーカーを購入しました(図4)。これであれば耳がふさがることも無く、長時間使ってもストレスがありません。

図4. Ibesta B2-EBS-908

  アラフィフおやじはこのネックスピーカーをちょっとしたウォーキングの時なども使っていました。耳がふさがれることも無いため、いい感じで使っていたのですが…夏に使うと首が暑いし、酷暑期にはネッククーラー(首に掛けるタイプの扇風機みたいなヤツ:図5)と競合するので使えないし、スピーカーを覆っているネットが汗でビチョビチョになるし…ということで、結局外を歩くときは元に戻って耳に突っ込むタイプの無線式イヤホンを使用していました。

図5. ネッククーラー

  しかし…電車の中などでは特に問題を感じていなかったのですが、ウォーキングをしている時などにこのイヤホンをしていると、後ろから迫ってくる車の音などが聞こえない事があるんですよね…。狭い道路を歩いていたりすると、突然ニュっと自動車が後ろから登場してびっくり、というような経験が何度かあったので、こりゃマズイと思って対策を考えることにしました。ウォーキングの時に必要な条件として「耳をふさがない事」「軽くて邪魔にならない事」「(もちろん)ワイヤレスである事」などが挙げられるのですが、そんな都合のいい製品あるんかいな…と思っていたのですが…ありました。

  割と最近普及してきたタイプの商品かと思うのですが「骨伝導イヤホン」というのがあります。首の後ろを通す耳フック付きのネックバンドタイプで、こめかみあたりに骨伝導部をセットすると、あら不思議…外の音は遮断されないのにはっきりと音が聞こえてくるではありませんか。骨伝導なので、音量をあまり上げすぎるとブルブルした振動で少しこめかみがこそばゆくなるのですが、通常の音量であればほとんどストレスを感じる事はありません。気になる音質についても、低音がちょっと弱いかな、と感じるくらいで、骨伝導とは思えない美しい音を楽しむ事ができます。

  実はアラフィフおやじ、この骨伝導イヤホンが市場に出はじめたころ、正直「何のためにこんな製品が必要なんだろう」と思っていました。わざわざ耳で聴ける音楽を骨伝導にする意味も良く分からなかったし、音質を良くするのも通常のイヤホンと比べるとハードルが高いだろうし…開発意図がイマイチ理解できていませんでした。しかし、「骨伝導イヤホンじゃないとダメ」というシーンが日常生活において確かに存在する、と実感することができたアラフィフおやじは、今では骨伝導イヤホンを開発した技術者達に心から感謝しています。骨伝導イヤホンのおかげで、アラフィフおやじはウォーキングしながら(安全に)音楽を楽しむことができるようになったのですから…。

  ちなみにアラフィフおやじが購入した骨伝導イヤホンは、「Shokz(ショックス)」というブランドの「Open Run(オープンラン)」という製品です(図6)。「IP67」と呼ばれる高い防塵防水性能を持っており、水中に一時的に沈めた場合でも問題が無いので、仮にウォーキング時に汗でビチョビチョになっても水でさっと洗うことができ、全くストレスがありません。いろんな意味でも良く考えられた製品だと思います。

図6. Shokz OpenRun

  生活のシーンに合わせて上記のような「コレジャナイ」を繰り返してきた結果、はからずも何台ものイヤホン・ヘッドホンを購入する羽目になってしまったアラフィフおやじですが、そのおかげで「シーンに合わせた快適な状況で音楽を楽しむ」ことができるようになり、音楽と接する時間が以前よりもさらに増えたように思います。

  ちなみにこの骨伝導イヤホン、軽くて耳をふさがないので普段家の中で常時装着していても全く問題ないんですよね。音楽を聴いている最中に話しかけられてもイヤホンを外しながら「え?」みたいになることも無いし…。なので、たまに家の中でもつけっぱなしにしてしまうこともあります。通常の音量であればほとんど音漏れも気にならないし、家族と会話しつつBGM的に音楽を聴くこともできます。なんならつけたままシャワーを浴びることもできるし…ホント優れものですよね。

  とりあえずこの骨伝導イヤホンに関しては今時点では欠点的らしき要素は見つかっていないので、これで打ち止めか…と思っていたのですが…最近、イヤホンをつけた状態でベッドで横になると枕とネックバンドが支障するということが判明しました。これは何とかならんか…と思って調べてみたところ、ネックバンドの無い左右セパレート型の骨伝導イヤホンもあるようですね。…ウームどうしよう。(-_-;)

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