ピルツジャパンのブログ「裏ピルツ新聞」

2023年12月11日更新第114回SNJ定例会のご報告

  セーフティネットワークジャパンは12月1日、第114回定例会を日本大学で、ハイブリッド形式にて開催しました。今回はJR東日本、国際事業本部の川野氏より、「JR東日本における鉄道の安全性向上と国際標準化活動への取り組み」と題してご講演いただきました。

  前半では、鉄道の安全性・信頼性技術の変遷と鉄道の技術マネジメントにおける課題についてお話いただきました。軌道回路による列車制御からATACS (Advanced Train Administration and Communications System)による列車制御への移行により、さまざまなメリットがもたらされました。たとえば、ATACSによる列車制御では、軌道回路、地上信号機などがなくなり、信頼性向上とコストダウンを実現できます。さらに、5Gなどの社会インフラが活用される将来の鉄道信号システムや、鉄道の自動運転に向けた開発計画なども紹介されました。

  後半では、JR東日本が国際標準化活動に取り組む上での課題や、現在進行中の標準化活動について、事例も含めてご紹介いただきました。日本の高い鉄道安全技術を海外に広めるためには、グローバル市場における説明責任を果たす必要があります。「○○年間故障ゼロ」などの実績を重んじる日本とは反対に、国際社会では実績よりルールに適合していることが重要です。このような海外市場に向けて、どのような戦略を用いて、標準化活動を行っているのかご説明いただきました。

 質疑応答の時間では、 参加者から、将来の鉄道で汎用技術(社会インフラ)を使用する際の安全性に関する質問や、標準化活動を行う上でのアイディアなどが出され、活発な議論が行われました。

 定例会の議事録、講演資料(配布用)を以下よりダウンロード可能ですので、ぜひご利用ください。

定例会の議事録は以下よりダウンロードしていただけます。

第114回定例会議事録

講演資料(配布用)は以下よりダウンロードしていただけます。

【配布用】JR東日本における鉄道の安全性向上と国際標準化活動への取り組み

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