ピルツジャパンのブログ「月刊 裏ピルツ新聞」

2020年6月8日更新Safety Network Japan(SNJ)と関連組織年表 ~ これまでの歩み

 1999年にSafety Network Japanの国際本部であるSafety Network International e.V.の前身SafetyBUS p Club International e.Vがドイツで設立されました。世界初の安全バスシステムSafetyBUS pに接続するユーザや、機器を開発するメーカーが多数メンバーとなりました。

 日本では翌年の2000年、ピルツジャパン初代社長と有志6名によって、日本支部SafetyBUS p Club Japanが立ち上げられました。日本でまだ労働災害や産業安全に対する関心が低く、安全よりコストや生産性が遥かに重んじられていた時代に、10年先、20年先を見据えた安全に取り組もうと言うメンバーが集まったのです。初代主査の向殿氏(明治大学名誉教授)を筆頭に、元トヨタ自動車安全衛生推進部担当部長、古澤登氏などが先頭に立って、先進的な安全技術の普及を目指した活動がスタートしました。

 それから20年、色々なことがありました。SNJは時代の波に乗り、メンバーが順調に増えた時期もありましたが、リーマンショックなどの影響で、このような活動に理解を得るのが難しくなり、一社また2社とメンバーが減り、存続自体が危ぶまれた時もありました。そのような存亡の危機も乗り越え、日本の労働災害を減らしたい、安全技術について業界の垣根を越えて議論したい、と言うメンバーが現在も活動を続けています。

 2017年にSNJの国際本部に当たるSafety Network International e.V.が解散して以来、日本では日本支部設立当初から続けて来た安全の啓蒙活動を中心に活動しています。年間5回の定例会、年1回の総会、不定期のオープンセミナーを通して、幅広い安全についての講演会、議論の場を提供しています。

 近年、行動心理学の専門家もメンバーに加わり、さらに幅広い視野で安全について考える土台ができてきました。機械安全を機械工学の見地から語るのはもちろん重要ですが、機械を使用する人間について知ることも今後ますます重要になりそうです。機械安全、鉄道、海上、航空など、幅広い業界の専門家が在籍する安全のフォーラムSNJの輪が、今後さらに広がることを期待します。

 

1999
国際本部の設立
1999年3月23日、8社の発起人によってエスリンゲン・アム・ネッカー市に、SafetyBUS p Club International e.V.*が設立された。初代会長はThomas Fritsche博士。

(*SNJの国際本部Safety Network International e.V.の前身)

2000

日本支部の設立

SafetyBUS p Club Japanを6社+1NPOの会員企業でスタート。初代会長は明治大学の向殿名誉教授。

SafetyBUS p安全関連バスシステムの有益性を広め、供給を促進することを趣旨とする。

加えて、機械指令に相当する法整備の他、日本自らも最先端技術に参画し、規格化し、将来の国際規格への反映も目標として活動を行う。

2001

米国支部の設立

デトロイトに米国支部SafetyBUS p Club USAを設立し、国際展開を強化する。

2006

組織の名称変更

2006年4月23日、SafetyBUS p Club International e.V. はSafety Network International e.V.(略称SNI)に名称を変更。同時に規約の改定も実施。

2008

技術講習会開

2008年1月16日、メルパルク名古屋にてSafetyNET p技術講習会開催。

安全セミナー「安全と通信」開催

2008年11月28日、東京国際フォーラムにて、ネットワークを核とした安全システム構築のソリューションについて、EMC要求事項、応用事例などのオープンセミナーを開催。

2010

SafetyNET pが国際規格に

リアルタイムイーサネットシステムSafetyNET pがIEC 61158およびIEC 61784-2に適合する国際規格として認可された。

2011

SNJ特別研修会「安全活動を通じた企業体質強化」開催

古澤登氏を講師に迎え、震災を体験し、「絶対安全はない」、「人はミスをし、機械は壊れる」と言うことを実感した日本で、実践に基づく安全の参加型セミナーを開催。

2015

SNJ創立15周年記念大講演会

10月16日(金)、日本大学理工学部駿河台校舎1号館CSTホールにて、初代主査、向殿名誉教授ら4名の講師による講演会を開催。

 

2017

SNJの再出発

国際本部SNI解散。SNJは国際本部から独立して活動を継続することを決定。産業安全に関連する異業種間の情報交換、交流の場として新たな出発。

2020

SNJ創立20周年

コロナウイルス感染拡大の影響により、11月に開催予定のSNJ創立20周年記念フォーラムを2021年度に延期。

10月頃、ゲスト講師による「20周年記念特別オンラインセミナー」開催予定

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