SNJ創立２５周年記念講演会

　10月2４日、セーフティネットワークジャパンは創立２５周年記念講演会をさいたま市の鉄道博物館で開催しました。初代主査の向殿政男氏をはじめとする三名の講師が登壇しました。講演では、協調安全、ウェルビーイングなどの新しい安全の考え方、地域鉄道の自動運転のための列車制御システム、鉄道信号システムの安全マネジメントなどのテーマが扱われました。また、SNJ主査の高橋教授のリードでパネルディスカッションも行われ、登壇者全員が今後の安全の方向性について意見を述べました。

　講演会終了後、参加者は自由に館内の鉄道車両や鉄道技術の展示、屋外のミニチュアトレインなどを見学し、鉄道の歴史や技術の進歩を振り返るひとときを過ごしました。折しも今年はイギリスで世界初の蒸気機関車の運行が開始されてから100周年でもあり、館内は多くの来場者で賑わっていました。閉館後、登壇者やSNJ関係者を含む参加者は、館内のレストランで懇親会を開きました。

   設立から２５年を経て、SNJにはさまざまな分野で安全に携わるメンバーが加わり、情報交換や交流の場として活発に活動を継続しています。このイベントを通して、新たなメンバーも加わりました。今後も当サイトで、勉強会の情報などをを発信していきます。

講演会場のてっぱくホール前の機関車トーマス

鉄道博物館内の展示