ピルツジャパンのブログ「裏ピルツ新聞」

2019年6月19日更新機械安全の国際資格CMSE®トレーニングコース開始のお知らせ

 近年、欧米に比べ機械による労働災害が減らない日本で、機械による事故防止の取り組みが行われています。その一環として、JIS B 9971「機械安全に関する要因の力量」が制定されました。今までの規格は、機械に対する技術的要件が指定されていました。しかし、JIS B 9971は、機械を使用する要員(作業者)の力量を、実際に行う作業によって規定する、人の力量に対する規格です。それぞれの作業を行うために必要な知識や技能、関連する規格が明記されています。今後、この規格に基づいて、適切な力量のある従業員が作業を行うことで、労働災害の減少につながることが期待されます。したがって、要員の力量を公的に証明する資格の取得がますます重要になることは必至です。

 CMSE®(Certified Machinery Safety Expert)トレーニングコースは、国際的に有効な機械安全の資格を取得するためのコースです。機械安全のエキスパートであるピルツと、国際認証機関TUV NORDが共同で世界各地で開催していますが、この度、日本でも日本語でこのコースを提供することになりました。対象者は機械設計者、保全担当、開発エンジニア、安全衛生管理者など。法律から、規格、リスクアセスメント、機能安全の原則の適用まで、機械安全の包括的な知識を短期間で習得できます。最終日(4日目)の試験に合格した受講者には、TUV NORDより発行される認定書が授与されます。

 初回のトレーニングは7月16日(火)~19日(金)まで天満研修センター(大阪市北区)で開催されます。今後、お客様のご要望に応じて、別の日程や会場でも開催を予定しています。お問合せはCMSE事務局(japan@cmse.com)まで。

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