2016年12月21日更新思い出厳選BOX(完成はいつだろうか?)
来週いっぱいで2016年も終わりなんですね。まだ実感が湧いていないこちらの気持ちはお構いなしに、新しい年はもうすぐそこまで来ています。
皆さんは年末になると行う恒例行事はございますか? あ、忘年会以外で…。私の場合はご多分にもれず大掃除ですが、もう一つこの時期いつも「やらねば」と思うことがあります。それは、昔のモノの整理です。目指すは、厳選された思い出のモノだけを詰めたBOX(できればダンボール1箱くらい)の完成なのですが、なかなかその終わりは見えず、今年もこの行事は続きまして。
昔の自分は「いつか使えそう」「もったいない」と、捨てられずにいろんなモノを取っておく典型的な”捨てられない”性格でした。もう売っていない昔の雑貨や、日本では手に入らない海外の品だったりした場合には、自分は使わないことが100%分かっていても、後生大事に保管していました。
ですが、そもそも広い部屋に住んでいるわけでもありません。ある時、ただ仕舞い込まれているだけのモノたちの多さと、それらがどれだけスペースを占めているのかに気付き、愕然としてから、自分の考えが変わりました。厳選されたお気に入りのモノだけを近くに置いて、あとはスッキリさせたい、その方がむやみやたらにモノを持つよりも、自分のモノへの愛着が湧く…、と心の底から感じました。
もちろん、気に入っているものを無理に手放すつもりはありませんが、「他の人が使ってくれる」と思うと意外とスンナリ手放すことができまして、毎年少しずつ、リサイクルやリユースに出したり、人にあげたりして、サヨナラ作業を繰り返し、ようやくのことでだいぶサイズダウン。そして今まだ整理できずに残っているモノたちというのが、学生時代の品々です。
文集のたぐいから、遠足・修学旅行のしおり、美術のクラスや夏休みの課題で作った力作(自分にとっては)、当時の自分はよくこんなレタリングが出来たなぁと今ごろ感心してしまう学級新聞、文化祭や体育祭など皆で力を合わせて準備するところから楽しんだイベントのパンフレット、放課後や週末とほぼ毎日のようにがんばった部活動での記録、グループ交換日記、下手な字と絵がいっぱい書いてある小学校での家庭学習ノートなどなど。
これらに価値を感じているのは自分だけ。リサイクルのように「誰かが代わりに使ってくれるから手放せる」という代物ではありません。思い入れがあり、なかなか思い切れない分、今日まで残ってしまいました。どうしても、この整理作業に手を付ける(中身を開く)と、面白くて懐かしくて手が止まってしまうのですよね。そのためいつもあまり進まずにまた今度、となってしまっていました。
ですが今年は、いよいよこれらのモノたちもグンとコンパクトにまとめたい、という衝動がずっと起こっておりまして、この珍しく前向きになった勢いにのって、この冬休み中は「エイヤー」と整理しようと思っています。実は、この衝動の強さのせいか、この休みを待たずに少し作業を始めてしまいました。学生時代のモノは、書類・プリント・教科書など紙のものが多いので、単に捨てるわけではなく”スキャン”してデータ化したものを取っておくことにしたのです。
家にあるスキャナでは時間がかかるため、ついこの間ドキュメントスキャナをレンタルし、厳選して残しておいた学生時代の教科書たちをすべてデータ化しました。ちなみに、この作業を【自炊】と呼ぶそうで、自分で行う書籍の電子化、つまり”自分でデータを吸い込む”というところから【自炊】と呼ばれるようになったそうなのですが、面白いですね。
私はついでに、その他の持っていた本も一気に自炊して、本棚をスッキリさせることが出来ました。この方法に気づくのが遅かったのかもしれませんが、データ化技術に感謝×2です。美術の作品類はさすがにスキャンできませんが、それらは写真に収めて自分の中での良い思い出とします。
それが終わったら、最後の最後はプリント写真の整理。これは画質を考慮し、家のスキャナでコツコツがんばって取り込む予定。しかし量が量なだけに、はたしていつ終わるのか…、この行事は来年以降も続くのでしょう。
最後に、今年の4月に創刊号を出して始まりましたこの「月刊・裏ピルツ新聞」ですが、皆さまのご支援と、チームの協力と努力あって、無事に毎月の配信と更新を続けることができました。ありがとうございました。
私は文章を書く業務に携わるのは初めてで、自分担当の記事も書いては消してを繰り返し、まだまだ奮闘していますが、それでも自分が書いた文章が皆さまに読まれるということ、これは実はすごい機会なのだな、とこうして今年を振り返り改めて感じました。未熟ながらも来年も、お役に立てる記事や楽しい記事が書いていけるように頑張っていきたいです。
来年も、月刊・裏ピルツ新聞をご愛顧賜りますよう、どうぞ宜しくお願い申し上げます。
皆さまにとって来年も素晴らしい年となりますように。 (N.I.)
記事一覧
- 地球温暖化について考えてみた
- 学び直し
- SNJメンバーと小室山リッジウォーク散策
- サンタクロースの季節
- 創立75周年ビデオ制作
- 嵐の中のLes Cordes生音ライブ
- 予約の多い美容院
- 土佐旅行記
- 身分証明書
- ウェルビーイングについて考えてみた
- デジタル時代の働き方
- 村上春樹ライブラリー
- SDGsについて考えてみた
- 雨の日も心が晴れる永井宏さんの本
- ジェンダー・ギャップについて考えてみた
- コロナ終息後の個人的行動計画
- コロナ禍に響くハンドベルの音色
- 秋の夜長にバルミューダスピーカーで聴くジョニ・ミッチェル
- テレワーク中の過ごし方
- 健康診断はお好きですか?
- フランス人は結婚しない?
- ラクして美味しいチリ
- 幸せになるには
- ひこうきぐも
- チャイナタウンへようこそ
- 備えあれば憂いなし ~災害に備えよう~
- ジャズピアノはじめました
- 健康・快適・そして若さにも? 欠かせないのは適度な湿度
- バカンス効果
- お客様との関係は恋愛に似ている?
- オーストラリア・フィリップ島の世界一小さなペンギン
- 誰でもできる涼しくなる呼吸法
- フルーツの魔法でフツーのワインがおしゃれなカクテル「サングリア」に変身
- 洋式競馬発祥の地と「天野喜孝展 天馬」
- もったいない「食品ロス」、どうすれば減らせる?
- 「50歳アニバーサリーライブ」体験レポート
- ヤッホーではない自転車事故の現状
- 懐かしのエスニックフード ~ 米国編・日本編
- 私流 英語の発音上達法
- 桜にまつわるエトセトラ
- ランチ後の睡魔撃退実証実験
- あなたの知らないアメリカ
- 腰痛持ちのあなたにお勧め~続けてみようYOGA
- プチ・タイムトリップはいかがですか? 小倉百人一首の世界
- リスクとハザードは違います「富士山噴火?するわけねーじゃんww」
- アラフィフのパワー全開、最強教員バンド
- モントリオールの地下鉄
- 疲れた時に効(聴)く音のビタミン剤、Pentatonix
- 恩師との再会
- 機械安全LOTOセミナー in 名古屋&大阪 お申し込み方法のご案内
- 恩師を偲ぶ
- Message from the Wine Shop Owner
- ワイン専門店オーナーからのメッセージ
- Wine Specialty Shop in Germany
- ドイツのワイン専門店
- 現代英国に舞い降りた吟遊詩人 エド・シーランの世界
- Why Europeans Get a Tattoo is Different from Japanese
- 欧州と日本
まったく違うタトゥー(入れ墨)事情
〜リアルインタビュー〜 - 夏の風物詩を一足先に味わえる夜
- 美女と野獣は人間の本質
- ドイツ・ハンブルクで見た 印象深かったことトップ3
- ダイエットと言い訳
- ワシントンから横浜へ里帰りした「シドモア桜」
- 「君の名は」だけではない!RADWIMPSの魅力
- あなたもわたしも「ラ・ラ・ランド」
- 初めての古澤節を聴いて・・・
- 「安心」と「安全」は違います
- 戦場カメラマンが贈る言葉
- 思い出厳選BOX(完成はいつだろうか?)
- リスクを取ってこそ、安全は生まれる
- 「道」は続く
- ゴジラは日本代表
- Rioが終わり・・・Tokyoへ
- バイトテロはリスクの本質を物語る
- 家猫状態のリフレッシュ休暇
- ドイツのおすすめビアカクテル