ピルツジャパンのブログ「裏ピルツ新聞」

2017年6月21日更新ドイツのワイン専門店

仕事でたまにドイツに出張させていただく機会があり、長時間のフライトはきついのですが、それ以上に楽しみにしていることがいくつかあります。いつもはメールやチャットでしか連絡を取れない同僚に会って、現地のレストランで楽しい会話をしながら食事をすること。そして、ローカルのワインショップでテイスティングをさせてもらって、お土産のワインを選ぶことです。

 

今回はいつも知り合いのワインショップに連れて行ってくれる同僚が忙しそうな時期だったので、敢えてドイツに行くことを知らせていなかったのですが、偶然私の参加した研修に彼女も参加していました!それで、今回もお気に入りのワインショップに連れて行ってもらえることになりました。何という幸運でしょう。

 

そのお店の名前はweinwork8。名前からワインに対する本気度が伺えます。お店はエスリンゲンの入り口にあるショッピングエリア(歩行者天国)から橋を渡って徒歩5分の場所にあります。オーナーのStefan Jauchさんと、彼のパートナーがいつも店番をしています。広い店内にはずらりと主に欧州のワインが並んでいますが、南アフリカから輸入したワインも販売しています。ワイン以外のお酒は一切扱っていない、完全な専門店です。「型にはまった大量生産ではなく、お客様の嗜好に合わせて製品やサービスを提供する」というオーナーの哲学がお店の随所に伺えます。この日はオーナーがお店に出ておらず、女性のパートナーが対応してくれました。

 

このお店の特徴は、何といっても自分の好みや予算を伝えると、オーナーお勧めのワインをテイスティングさせてもらえるところ。今回も辛口、手頃な価格という条件で、白、赤をテイスティングさせてもらいました。

 

エスリンゲンは気候に恵まれ、ワイン造りに適しているため、多くのワイナリーがあるのですが、オーナーとワイナリーが共同で造ったというワインを最初に注いでもらいました。当日は5月には珍しく、気温が28度まで上がり、汗ばむほどでしたので、程よく冷えた白ワインが本当に美味しく感じました。グラスから一口口に含むと、爽やかな酸味が広がり、至福の気分。何というスッキリ感!フレッシュで雑味がない感じがとても気に入りました。他の地元ワインも試したのですが、やはりこのweinwork8共同開発ワインに決定。

 

そして赤もやはり辛口でお願いしたところ、隣国オーストリアとイタリアのワインをテイスティングさせてもらいました。イタリアのワインは重めで肉料理などにはぴったりだと思ったのですが、これからの季節はもうちょっと軽めのオーストリアかな、と思い、そちらに決定しました。

テイスティングさせてもらった赤ワイン

 

今回は幸運なことに、プロとして写真撮影もしている同僚にお店の写真を撮ってもらえました。私のiPhoneで撮影してもらいましたが、やはり腕前の差が出ます。(彼女が撮ってくれたパノラマ写真が容量の関係で載せられないのが残念です。)読者のみなさんにテイスティングしていただけないのは残念ですが、気分だけでも味わってください。そして、もしエスリンゲンに行く機会があれば、ぜひお店でテイスティングをお試しください。気のいいオーナーが必ずあなたにぴったりのワインをお勧めしてくれます。

Weinwerk8 Weinfachhandlung
Berkheimer Strasse 8
73734 Esslingen
Germany

ウェブサイト:http://weinwerk8.de/

店内の様子

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